帝王切開 翌日〜術後4日目

産後

術後1日目

後陣痛はもうなく、いつも通り6時に起床。看護師さんに朝の洗面・清拭を手伝っていただきました。夜は汗をかいていたのですっきり。
午前中に主治医の回診がありました。子宮の戻りや傷は問題なし。妊娠の最後の最後で妊娠高血圧症になっていたと思われるとのことでした。手術直前から産後にかけて血圧が高いままのため、点滴に薬が追加されました。

そして本日の目標である歩行訓練。
まずはリクライニングベッドを90度まで起こしたところから慣らしていきます。続いてベッドサイドに足を下ろし、立ち上がり、一歩踏み出すという一連の動作。動くたびに傷が裂けたのではと思うくらいの痛みが響きます。

ゆっくり歩き出し、貧血になることもなくトイレとベッド間の往復ができました。これで晴れて尿道カテーテルが抜かれます。この後はトイレへ自力で行くしかないと思うと、まだ入れておいてもいいんだけどという気持ち…。

午後は車椅子に乗ってNICU・GCUの面会へ。妹にも初めて対面できました。2人とも保育器の中。まだ呼吸が不安定のため、保育器の中は高濃度酸素で管理されています。背中をなでると、体の温かさにホッとしました。少し触って、眺めているだけ。自分で産んだのに、とても変な感じ…。

この日は両親と義両親も来てくれましたが、NICU・GCUには入れないため赤ちゃんの顔を見せることはできず。

夜は疲れて20時ごろに寝てしまいました。

術後2日目

術後初めての食事でした。5分粥からのスタート。手術当日からずっっとお腹を空かせていたので、このお粥が本当に染み入りました。お粥の他に意外としっかりとおかずも出て少しびっくり。がっつくと胃がキリキリと痛むのですが、食欲を抑えられずに10分足らずで完食してしまいました。

助産師さんから授乳・搾乳の指導。電動搾乳機を使ってみるも全く出る気配はなく、母子同室で授乳しているお母さんたちが赤ちゃんに授乳しているのを見て、ものすごい差を感じました。
本当に出るのかな?と思いながら乳房マッサージをしてみたり。

傷の方は、痛み止めの薬を飲んでいれば耐えられるくらい。痛みレベルは0にはならないけれど、お腹を切っているのだからと割り切って考えていました。それでもあまり動けていないせいか、悪露の量は少なめ。

点滴棒につかまりつつもどんどん歩けるようになり、看護師さんたちにも驚かれる。夕方には点滴が外れ、体も気持ちも身軽に。

術後3日目

午前中に乳腺開通しました!滲んできた数滴をシリンジで吸い集めるという地道な作業で、最初の搾乳は0.2mlほどの本当に微々たる量でした。
夕方にはどんどん胸が張ってきました。看護師さんにも、開通がいいので3時間おきに搾乳機を使うよう勧められました。

この日、入院以来初めて病棟外に一人で出られました!院内のコンビニへ行っただけですが、商品のラインナップがすっかり変わっているのも、店員さんと話すのも新鮮!誘惑に負けてアイスを買ってしまいました。

病院の正面玄関の前を通ると、外のもわっとした湿気を感じました。病院にいるとその日の天気も季節の移り変わりも感じないけれど、着実に時間が流れていたことを実感することができました。

術後4日目

胸の張りと痛みがピークになり、夜中は痛みで起きてしまいました。午前中はアイシングしないとつらいほど。この日は搾乳するたびに量も増えていきました。

産後2日目くらいまでのメインは自分の体の回復のことばかりでしたが、3時間おきの搾乳が始まりなかなか忙しくなってきました。とは言っても、母子同室のお母さんたちはもうとっくにお世話が始まっているんですもんね。

この日はNICUで妹の抱っこ、オムツ替え、ミルクをさせてもらえました。これまで実演を見たり、説明を聞いたり、本を読んだりしてきたものの、実際にお世話をするのは全て初めての体験でした。
抱っこすらしっかりできない。泣いていてもどうしたらいいかわからず、泣かせっぱなしにしてしまう。私のあわあわした様子にNICUの看護師さんがイラッとしているように感じてしまい、落ち込みました…。
「本とか読んでます?こういうときなんて書いてある?」と聞かれ、責められているように感じてしまい、泣きたくなりました。

夫は私の様子に気づいたのか「うまくできないことなんか気にしない方がいいよ、ストレスになるだけ」と言ってくれたのが救いでした。

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