術後〜病室にて
手術室から戻ってくる間にすでに後陣痛が始まっていました。
下半身は麻酔で動かないのに猛烈に下腹部が痛い…傷の痛みなのか?と思ったけれど、これこそが後陣痛というものでした。術後すぐにオキシトシンが投与され、子宮の収縮を促していたのです。
とにかく今まで経験した中ではトップクラスの痛みでした。
痛み止めの点滴が入り、たくさんのコードに繋がれたまま。一通り処置が終わって看護師さんたちが退出していくと、夫と両親が入ってきました。
話す余裕もなく、ベッドの柵を握って冷や汗をかきながら痛みに耐える…。無言の病室。そのうち夫が小児科の先生に呼ばれ、双子の様子についての説明や、入院の手続きがあった様子。
戻ってきた夫から、ともに呼吸障害のため姉はGCU、妹はNICUに3週間入院となったことを聞かされました。
私は話を聞くだけで精いっぱい。柵を握ってうなずくまま…。その後、夫と両親は私の様子を見かねて17時ごろには帰っていきました。
痛みのピーク〜就寝
病室で一人になると、看護師さんが来てくれました。
「痛み10段階で言うと何段階くらいですか〜?」
と聞かれ、「7くらい」となぜか控えめに答える。じわじわと麻酔が切れてきた感覚もあり、傷の痛みも追加され痛み止めの点滴が効いている気がしない…。さらに顔が火照って汗が止まらず、アイスノンと氷枕を貸していただきました。
血圧も150を超えたまま下がらないので一度痛みを完全にとることに。一番強いらしいと聞いていた座薬が登場しました。これが本当に効いてくれ、徐々に後陣痛の痛みが遠のくと同時に眠ってしまいました。
その後も看護師さんが頻繁に熱と血圧を測りに来てくれるも眠くて意識朦朧。
22時ごろ看護師さんが次の痛み止めの点滴を入れてくれ、よく眠れる薬も入っていたそうでそのまま後陣痛を感じることなく朝まで爆睡となりました。
恐れていた帝王切開後の痛みといえば、後陣痛と傷の痛み。後陣痛は初産婦よりも経産婦のほうがより子宮を収縮させなければいけないため痛みが強いようですが、双子の場合もこれが強いと聞いていました。
手術室から病室に戻ってからの数時間は悶絶の痛みでしたが、早めに座薬を使ってうまく痛みを取っていただけたので看護師さんの判断には本当に感謝感謝です。
痛み止めは数種類用意されており、同じものは短時間で続けて使うことができないため、それぞれを組み合わせて痛みを取っていくということのようです。
また、夜中2回ほど看護師さんの手を借りて姿勢を右向き・左向きに変えてもらいました。姿勢を変えるたびに傷の部分は激痛ですが、後陣痛よりは全然マシだなと思いました。
帝王切開後は痛みとの戦いで眠れない夜になるのだと思っていましたが、むしろ妊娠中と比べても久々に朝までまとめて眠ることができ、体をしっかり休めることができました!
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