私たち夫婦が結婚したのは2014年のことです。共働きでお互い残業続きの毎日でしたが、忙しくも楽しく2人の生活を過ごしていました。そんな生活にすっかり落ち着いてしまい、子どもの話をすることもなく、気づけば結婚して3年が経とうとしていました。
私は生理が重く、生理痛がかなりひどい体質です。仕事に支障が出ないよう、この頃は低容量ピルを服用していました。
29歳になったところで、ちらほら友人が出産していきます。あれ?このままでいいんだっけ?と思い立ち、たまに近所の産婦人科に通いつつ、ゆるゆると1年間の自己タイミングを開始。
30歳になったと同時に、もしやこれは…と思い不妊専門のクリニックの扉を叩きました。
それから約1年間の不妊治療を経て、双子を授かりました。
不妊の原因は
不妊検査でひっかかったもの
- 高プロラクチン、多嚢胞性卵巣症候群
- 卵管閉塞&狭窄
- 子宮内ポリープ複数あり
- 精液検査
その後、不育症検査でひっかかったもの
- 抗核抗体がやや高め
- ビタミンD欠乏
いざ不妊症検査をしてみると、なかなかに絶望的な不妊症であることが判明しました。排卵、受精、着床という妊娠に至るためのすべての過程において問題ありと言えます。
クリニックの院長先生が、真剣な顔で
「これは真面目に治療をしないと妊娠しませんよ」
と言ったのがいまだ心に残っています。早めに通院を決意してよかったです!
その後タイミング指導2回ののち、人工授精をすっとばして即体外受精へ進むのでした。
陰性ばかりの体外受精
猛スピードで体外受精へと進み、採卵&凍結までは順調に行きました!凍結胚は11個。胚盤胞のグレードも良く、先生は「兄弟もできるね」なんて言ってくれました。
それが、いざ移植に進むと移植4回→陰性。HCG値は0.5以下。(全く着床していない)
そのうち2回は初期胚と胚盤胞、2つの受精卵を移植する二段階胚移植でした。
みるみるうちに減っていく凍結胚、膨らんでいく治療費…。子供ができない運命なのかな…。自分の将来が真っ暗に見えました。
仕事を辞めて治療にかける
職場はありがたいことに不妊治療にはとても協力的でした。
通院のため短い時間の中で濃縮された仕事をこなし、ダッシュで病院に向かう日々。結果が出ないまま1年近く経ち、自分自身がその生活に疲れ切ってしまいました。
4回陰性となり、私は思い切って仕事を辞めました。
移植できるのもせいぜいあと2回。体を整えて、できることはやって移植に挑もう!それでもダメだったら子供を諦めて、またバリバリ働こう!
他院にて不育症の追加検査
後悔しないようできることはやる!の気持ちで、他院のオプション検査を受けに行きました。
- BCE検査
- ビタミンD検査
- 銅亜鉛検査
結果、ビタミンD欠乏が発覚!めちゃくちゃ低い数値が出ました。
ビタミンDをサプリで補いつつ、できるだけ日光に当たるよう指導されました。この頃は秋晴れの気持ち良い季節だったので、ベランダで直射日光を浴びながら朝ごはんを食べていました。
妊娠前最後の胚移植
ビタミンDが正常値になったころ、崖っぷちの5回目の移植に挑みました。このときも、もちろん二段階胚移植。抗核抗体の対策もとってもらいました。
今できることはやった!
それでも過度の期待はせずに粛々と過ごす、長〜い2週間でした。
運命の判定日
着床出血のような出血があったため、陽性かもなぁとうっすら思いながらの判定日。
結果は陽性でした!
HCG値は1600を超えていました。数値については何も言われなかったけれど、200あればいいはずなのに高すぎるような…。
もしかして子宮外妊娠?双子?翌週の胎嚢確認までは勝手に子宮外妊娠を疑っていて、不安で仕方ありませんでした。
クリニック卒業の8週までは胎嚢確認、心拍確認ともう少しあるのですが、こうして双子妊娠となり、約1年間の不妊治療を終えました!
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