胎嚢確認ができてほっとしたのもつかの間。
双子とわかったときの気持ちは、喜びよりもリスクへの不安が大きかったように思います。振り返ると、意外と冷静に考えていたんだなぁと思います。
5週 胎嚢確認
判定日のHCG値の異様な高さから、正常妊娠なのか不安な気持ちのまま迎えた胎嚢確認の日。ちゃんと子宮内に胎嚢が見えますように…。
この日は胚移植をしてくれた院長先生ではなく、初めましての先生でした。
「あれ?双子ちゃんだ」
看護師さんと、胚を2つ戻していることを確認する先生。モニタにも、確かに2つの黒い丸が見えます。同じスピードで育っているとのこと。
ここで、まさかの二卵性の双子発覚となりました!HCG値が高いのはやはり双子だったためでした。
へぇえ〜双子ですかぁ…!
双子発覚、そのとき考えたこと
- 胎嚢が見えて一安心
- 双子嬉しい!
- 双子ってハイリスクなのでは?ちゃんと育つのかな?
- お金大丈夫かな?
- 不妊治療?って聞かれるんだろうな
この一瞬に、いろいろとネガティブなことを考えてしまいました。
治療前にも、二段階胚移植をするうえで双子になる可能性があることは説明がありました。了承はしていたけれど、まさか本当に自分たちのもとに双子がやってくるなんて、正直考えてもいませんでした。
ハイリスクの双子妊娠。ちゃんと育つのだろうか?これがもし流産となってしまったら、もう不妊治療に向き合えないかもしれない。
この時は育児の大変さという未来まではぜんぜん考えられなくて、授かったにもかかわらず「失う怖さ」が一番強かったように思います。これまでずっと陰性続きなもので…。
そして、双子=不妊治療と思われてしまうのだろうか、という自分勝手な気持ちがありました。治療中にカミングアウトした人以外には不妊治療のことを話すつもりはありません。
単胎妊娠であれば、年齢的にもまだ何も言われなかったはずなのに。少し知識のある人からしたら、もしかして…という判断材料になってしまうな、と…。
けれど、エコー写真を眺めているうちに思いました。
やっと妊娠できたのだから素直に喜ぼう!それも一度に2人もなんだ!
夫の反応は
仕事から帰った夫には、まずエコー写真を見せました。見方がわかっていないので、「え、何?」という感じ。
「双子だったよ!」
これとこれが胎嚢で…と説明すると、びっくり!喜び!目がキラキラしていました。
治療前も夫は「むしろ双子がいいな〜」というお気楽さだったので、この先の不安なんて全然なさそうでした。
この反応を見てやっと、私もほっとできたように思います。
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