もう長いこと、毎年2月〜4月はスギ花粉に悩まされています。
小学生の頃にはすでに花粉症になっていたので、キャリアとしては20年近く。シーズン中は薬がなければまともに生活ができないほどです。毎年症状が出始める前には耳鼻科に行き、毎年お決まりの薬、タリオンを処方してもらっています。
このタリオンに絶大な信頼を置いているので、私は市販薬は飲みません。お泊まりのとき、薬は絶対に忘れないこと。そして、薬は絶対に切らさないこと。私にとって、花粉シーズンはタリオンが生命線なのです。
妊娠したら花粉症の薬は×
そんな重度の花粉症持ちの私ですが、妊娠したら当然タリオンは飲めません。妊活中から、できるだけ花粉シーズンと妊娠期間はかぶりたくないな…と思っていました。
昨シーズンのことです。なかなか授からず不妊治療が始まると、時期がどうとかいう贅沢は言っていられなくなってきました。不妊治療中は時期によっては妊娠の可能性もあるので、それなら今のうちにタリオンなしに挑戦してみよう!と思い立ちました。
そして耳鼻科の先生に相談。
「あんまり効かないかもしれないけど…」
と言われながら、小青竜湯という漢方を処方してもらいました。小青竜湯は妊婦さんにも処方されるので安心です。漢方なので、即効性はなく、効き目も弱く、毎食前に服用しなければならず、とにかくめちゃくちゃまずいのでした…。
シーズン始めは効いてる実感があったものの、ピークの3月ともなると効き目は気休め程度でした。くしゃみと鼻水で体力と気力が奪われ、ボロボロ状態…。私は何に耐えているんだろう…。
薬剤師さんからは
「漢方はね、体質改善ですからね…頑張って飲み続けて!』
と励まされました。
そして4月には不妊治療がお休み期間となったので、あっさりと漢方を諦めることに。タリオンを処方してもらい、残りのシーズンを快適に過ごしたのでした。
いざ妊娠、花粉症に耐えられるか?
タリオンなしの花粉シーズンに完敗した去年。そして、念願叶って妊娠。いよいよ今年もシーズンが到来しました。
「妊娠したら体質が変わった」というネットの情報を心の拠り所にして、とりあえず耳鼻科には行かず様子を見ることに。
2月、天気予報は花粉の話で持ちきり。安静指示が出ていてまったく外出しなかったのもあってか、まだ症状は出ず。
3月、いつもなら薬なしは考えられないピーク期がやってきました。来るか来るか?と構える毎日。
…あれ?全然耐えられる!!
なんと、ついに薬が必要なほどの症状が出ることはありませんでした!一応気をつけていたのは、花粉を吸い込まないよう、外出ではマスクをすることくらい。そうこうしているうちに、シーズン終了となりました。花粉症、来なかった!
妊娠中の体質変化には本当に驚かされます。20年近い花粉症キャリアの中で、初めて薬を飲まずにいられたシーズンでした。
お腹の中の2人にはありがとうと言いたいです!
このまま体質改善されて、花粉症が治っていればいいのにな。
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